国立師範大学流行音楽研究所、台北芸術大学、輔仁大学及び東呉大学音楽科で教鞭を執る。また、台北ジャズオーケストラにて音楽総監、国家両庁院ジャズ音楽キャンプ、台中青年ジャズ音楽キャンプなどにて講師を務めている。クラシックとジャズサックスの演奏、ジャズ音楽の基礎理論、ジャズ音楽編曲、ジャズオーケストラ指揮などを専門としている。
1997年に大学を卒業すると、アメリカに赴き、造詣を深めた。2001年にボーリング・グリーン州立大学のサックス演奏ディプロマを取得し、その後2004年にノーステキサス大学にてサックス演奏の修士号を取得。アメリカ留学中、クラシックサックスをドクター・ジョン・サンペン、ドクター・ユージーン・ルソー、ドクター・エリック・ネスラーらに師事、ジャズ演奏をジェームズ・ミッレ、マイク・シュタイネル、ジェームズ・リッグスらに師事、そしてジャズミュージック研究をジョン・マーフィーに師事した。
台湾に帰国すると、ジャズ音楽演奏と教育に従事する傍ら、ソリストとしてNSO首席弦楽団、広州交響楽団、輔仁大学交響楽団、中山大学交響楽団、新竹交響楽団らと協力し、演奏。ジャズ音楽の作曲においては、作品の多くが国家芸術会と台北市文化局の補助金を獲得した。2015年より、アメリカ海外ジャズ教育協会と共にタイ、香港、上海、広州、キプロス共和国、レバノン共和国等でジャズワークショップの講師を担当している。
オニキスジャズカルテット(Onyx Jazz Quartet)を率いて、2005年には「クライスラー& ICRTジャズ楽団大競技会」にて大賞を獲得、2006年は「大地の音を知る音楽クリエイティブ大賞」のクリエイティブ賞を受賞、2007年にファーストアルバム「Reliance」をリリース。2009年には、個人のファーストアルバム「幻想曲Fantaisei」をリリースし、第21回金曲賞伝統芸術ジャンル最優秀編曲者賞にノミネート。2012年には個人のジャズ創作ファーストアルバム「New Moon」をリリースし、第4回金音賞最優秀ジャズアルバム賞にノミネート。また、彼が率いる台北ジャズオーケストラは、2012年に「Knives Out」、2014年に「ROSE ROSE I LOVE YOU」、2019年に「TJO十年のスウィング」、2020年に「基隆山の恋」のアルバムをそれぞれをリリースしている。その中の作品である「ジャズ組曲 Jazz Suite—サックスの八重奏と鼓チームに賦与する」は2008年の台北市文化局プロフェッショナル芸術文化音楽ジャンル創作補助金を獲得。ジャズオーケストラの作品「都会台北 Metropolitan Taipei」は2009年の国家文化芸術基金会の補助金を獲得した。彼の論文『採譜分析:動機的な即興のジャズ演奏における応用』は2008年の輔仁大学音楽学科管楽学術研討会にて発表され、『楽団指揮者のジャズオーケストラにおけるの役割』論文は、2010年の指揮者国際学術研討会にて、また、『ジャズミュージックにおけるキリスト教宗教音楽-デューク・エリントンの3回のキリスト教宗教音楽音楽会』論文は2012年のジャズ音楽国際学術研討会にて発表された。そして2012年、伍佰 & China Blueの20周年大感謝ツアーにおいてサックス奏者として演奏。また、彼の著作物は世界文物出版社より出版されており、これまでに『ジャズ楽理入門』、『サックスの即興演奏教本』、『毎日のサックス練習』、『サックス小品集』、『サックス曲集』、『B. マルチェッロ:ソナタ集 Op. 2−8』、『テレマン:ソナタ イ短調 TWV.41:B6』、『ヘンデル:ソナタ Op.1/3』、『ドヴィエンヌ:ファゴット ソナタ ヘ長調 Op.24 No.3』、『ジャズ ウクレレ』等がある。
李承育はAntigua(アンティグア)サックスとD’Addario(ダダリオ)竹製サックスリードのイメージキャラクターを務めている。
TJO 台北爵士大樂隊 (Taipei Jazz Orchestra)
獨奏
奧尼斯 Onyx 爵士四重奏
李承育與葉祖安爵士二重奏
第七樂章薩克斯風四重奏
其他